FOLK - ハンバートハンバート
遺伝なのか、そもそも日本人の血なのか、よく分からないけれどフォークという音楽が好きだ。
母親からその昔母親が途中で挫折したというアコースティックギターをもらった中学の頃、うまくは弾けないながらもジャカジャカやるのが楽しかった。
いつしかハンバートハンバートを知って、いつかこんな音楽をやりたいなと思うようになった。
去年、妻とそれぞれのウクレレを買った。一緒に弾こうねと言いながら、なかなかうまく弾けずに、触る機会も増えなかった。
しかしこの間、ふと思い立ってふたりで多摩川沿いの土手でハンバートハンバートの "君と暮らせば "を練習した。別にライブや人前で披露する予定もない私たちにとってみればそれは練習でありながらほとんど本番と同義のもので、ヘタクソなウクレレにヘタクソな歌ながら、いつか願った夢が叶ったような、なんとも言えない気分になった。まさに"長いこと待っていたんだ"といった感じ。
日本語にフォークギター、シンプルでよく伝わるこの音楽が好きだ。昔思った「こんな音楽やりたい」は変わることなくこれからも持ち続ける気持ちだと思う。こんな素敵なアルバム聴いたら尚更だ。